歴史学や政治学、倫理学においては、因果連関や連結関係を規定するのではなく、人間の意欲における条件とその帰結から、動機づけの共通構造を規定するのでなければならない。
大切なのは、 普通の言葉で 非凡なことを言うことである。
『倫理学における二つの根本問題』の第二版への準備を始める。
一義的なものの発見、それが「意志としての世界」でした。
このコレラの為ショーペンハウアー最大の敵ヘーゲルが11月24日に急逝。 とはいっても、この著作がきっかけとなって、彼はベルリン大学の私講師となった。
171815年(27歳)、色彩論『』を完成、翌1815年(28歳)これが刊行され、ゲーテに送る。
『幸福について 人生論』 訳、、改版2005• ショーペンハウアーというと、に影響を与えた『意志と表象としての世界』でよく知られている。
後者は、思考の可能性そのものを規定している。
1844年(56歳)、『意志と表象としての世界』正編第二版ならびに『続編』がブロックハウス書店より、書店側はショーペンハウアーに原稿料を払わないとすることで刊行される。 この点を明らかにすることで、学問を支えている根拠を明確に規定することができるだろう。
9この点に対するショーペンハウアーの批判は正当だ。
この点を実在論は見落としているのだ。
1856年(68歳)、ベルリンのザクセ商会からルンテシュッツの描いた肖像画が華麗な石版画となって売り出される。
1836年(48歳)、『自然における意志について』がジークムント・シュメルベル書店から刊行。
物理学• We forfeit three-fourths of ourselves in order to be like other people. 当時、ベルリン大学はヘーゲルの人気が頂点に達していたが、ショーペンハウアーは、わざとヘーゲルの講義と同じ時間に講義を開くという告知を出した。
眼は方向や明暗といった空間認識のための「ニュアンス」を悟性に与える。
『自殺について-他四篇』 訳、岩波書店〈岩波文庫〉、改版1979• 『生理学的色彩論』 Theoria colorum physiologica 『見ることと色とについて』をでまとめたもの、• かねてよりに傾倒していた若きショーペンハウアーにシュルツェは、今後の勉強の目標はとであり、この二人を十分会得するよう忠告する。
16そこで学んだプラトンとカントの思想はインドのベーダーンタ哲学と並んで、彼の哲学体系を構成する基本的な枠組みとなっている。
知性はある種の鋭さを生む 124• アルトゥル・ショーペンハウアーの名言集 才人は、 誰も射ることのできない 的を射る。
飲めば飲むほどに渇きをおぼえる。
常に読書のための一定の短い時間をとり、その間は、比類なく卓越した精神の持ち主、すなわちあらゆる時代の、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読すべきである。
書くために書いたのだと気づいた時点で、その著者から離れよ 26• 誠実な態度で着手し、実際考えたわずかなことや平凡なことを考えたとおりに伝えようとすれば、結構読めるものができあがる 59• 根拠律の4つの「根」 ドイツ観念論的な理性に代えて、ショーペンハウアーが着目するのが根拠律だ。
1808年(20歳)、ギムナジウムの校長で優秀なラテン語学者であるレンツにラテン語の会話を習う。
本を読む我々は、 他人の考えた過程を 反復的にたどるにすぎない。
学位論文 第一版 1813年 の日本語訳 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 1806年(18歳)、伝統あるショーペンハウアー商会が解散すると、義務的に続けられる商業教育と精神的な仕事への渇望との板挟みに会い苦しむようになったが 、原稿を書店に渡した後イタリアに旅立つ。 谷本愼介 関西外国語大学研究論集 104巻P39、40 2016-09• 『自殺について』や『読書について』といった作品のほうが有名かもしれない。 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P14 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年• 凡庸な書き手は思想の表現と隠蔽の努力との間を彷徨っている。
良書を読むために、悪書を読まない。
今まで、ご飯だけ食って「読書というものには何かが足りないんだよな〜。
この記事の内容で取り上げたいのが 人間の不幸の要因は「苦痛」と「退屈」の2つであること。
さまざまな物が互いに分かれ、また違った距離にあり、相前後してずれているのを認識することなど思いもよらなかった。 同年ショーペンハウアーは『余禄と補遺』Parerga und Paralipomenaを書き始め、翌1846年(58歳)7月より哲学博士との親密な交際が始まる。
2天才は、 誰にも見えない 的を射る。
1842年(54歳)、『意志と表象としての世界』の「続編」の仕事を続ける。
目的 ショーペンハウアーによると、本書の目的は、根拠律の4つの本質契機(内実)を示すことで、学問の基礎づけを行うことにある。